カイロプラクティックの適応症は、交通事故などの外傷や先天的な骨の問題を除き、多くは生活習慣から形成された歪みによる筋骨格系のトラブルです。
「悪い姿勢の習慣化からどのようなプロセスで痛みが出現するのか」 ここでは、効果のある主な症例を選び、その病理のメカニズムとカイロ治療のアプローチの方向性と方法の紹介にとどめました。
これまで講演依頼の多かった小学校の「家庭教育講演会」(京都市教育委員会支援)では、成長期に「軟骨」から「硬い骨組織」に置き換わる「骨化形成」という大切な時期の姿勢がいかに大切かお話してきました。
普段何気なく行っている癖や悪い姿勢の習慣化により、大人は歪み(ズレ)で済みますが、子供の場合、骨の形そのものの変形を招くことがあるからです。骨の形が変形した場合は元には戻りません。
来院される子供さんに対しては、大人になってから後悔しないように、骨の最適な成長を促す、新たな視点から生活習慣を見直すきっかけになればと考えています。