今から10年前、音楽講師に採用され、休む間もなく頑張ってきました。その頃から職業病とも言われる「椎間板ヘルニア」になり(とにかくひどい痛みです)やがて「肩こり」と「首凝り」がひどくなりました。出張などでホテルに宿泊した際、マッサージをしてもらったり、自宅にマッサージ器を購入して何とか乗り越えてきたのですが、今から2年前の6月に自律神経を壊してしまい、食事もできない程になってしまいました。医師の診断では「ストレス・極度の肉体精神疲労」と言われ、仕事も当分休む事になりました。按摩やハリなど色々とやってみましたが、効果がほとんどみられない状態でした。
ある日「カイロプラクティック」という名をホームページで見つけました。今まで私は「カイロ」=「ボキボキ」というイメージがあったので、避けてきたのですが、よく読んでみると私が考えていた事と全く異なるものでした。早速自宅から近い場所を探し始めましたが、かなりたくさん開業されていて迷ってしまいます。そして1つの興味深いHPに注目しました。それが現在お世話になっている「京都南カイロプラクティック研究所」でした。
実際に行ってみると驚きの連続でした。まさか私自身がここまで姿勢が悪かったのかと・・。慢性の肩こりと首凝りは結局自分自身が招いた事でした。(すぐに癖で首をボキボキ鳴らしてしまう)なぜ鳴らしたらよくないのかという事を親切丁寧に語って頂きました。荒川先生の指導を守ったおかけで、最初の通院は1週間に2回でしたが、やがて1週間に1回、2週間に1回、最終的には「1ヶ月に1回ですが、気が向いたらでもいいですよ」と言われ、その時の言葉は本当に嬉しいものがありました。
現在は肩こりも軽減され、有意義な毎日を送っています。最近は仕事が多忙になり、尚且つ治療室を移転されたので定期的に行く事ができないのですが、たまに顔を出すと荒川先生の一言、「その後、体の調子は如何でございましょうか?」と尋ねられた時、なぜかホッとしてしまいます。きっと先生の事を100%信頼しているからだと思います。これからも先生の指導を忠実に守って頑張っていきたいと考えています。これからも宜しくお願い致します。
(2005年1月5日)
先生のコメント:とっても可愛い奥様と一緒に来院されておられました。羨ましいですね。さて、20年近く前にカイロプラクティック学院の講師をしていた頃の話です。新しく学院に入学された先生(接骨院、鍼灸、整体)のほとんどが、治療の度に頚椎をボキボキ矯正することに何の疑問も持たれていませんでした。頚椎の正常な関節運動の可動性が亢進している場合を、可動性亢進hypermobilityといいますが、自分で首を鳴らす人などは、このような可動性が大きくなりすぎた状態になっていることが多いのです。頚椎の可動性の検査を行わないで、ボキボキと頚椎の矯正をつづけると、可動性亢進の首になってしまいます。可動性が亢進すると、その大きくなりすぎた首の骨の動きを、なんとか止めようと筋肉がディフェンスしようと頑張ります。これで首や肩が凝るようになる訳です。当時は施術する側の先生の多くが、このようなことをご存知なかった訳ですから、一般の方に浸透していないのも無理はありませんね。
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